Japanismライブの中で、単なる日本的雰囲気の演出ではなく、より本質的に「日本らしさ」「日本的なもの」にアプローチしていると思う作品は以下の3つ。
今回は3つめの「暁」について。
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「日本的なもの」の感触
どういうのが「日本らしい」っていうこと?
「日本的なもの」って何?
そんなふうに聞かれて答えられますか?
「日本人らしさ」ならまだ言えますかね。
日本人なら(”サムライ””大和撫子”なら)こうあるべきだ、という理想の日本人像。
「心の空」の歌詞には、武士道的な道徳観(日本人らしさ)が描かれています。https://studyhacker.net/bushidou-jin-rei
「〜らしさ」とか「〜的なもの」ってなかなかうまく説明ができないけど、そういうものにふれたら
「あー、ぼいぼい!」「そう、そんな感じ!」って感じますよね。
モノマネとかでも、たとえば志村けんさんのモノマネで、志村さんらしさみたいなものがうまく再現されていたら、「似てる〜〜!(笑)」ってなります。
モノマネという芸は、単なる模倣ではなく、どこを切り取ってくるか、さらに「らしさ」をうまく際立たせた表現でなければ、見ている人に響かないわけです。
より抽象的な「日本らしさ」「日本的なもの」を表現するのはさらに壮大。
ひとりの人物だっていろいろな側面や積み重ねがあるのに、ましてや「文化」となると壮大な複合体。
そこから何を抽出し、どう組み合わせ、エッジの効いた表現とするか。
「暁」に入っているであろう要素。
- 5・7調の和歌のリズム感
- 伝統的な日本の芸術における主要なテーマである「もののあわれ」 https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2013_2/display.html
- 茶の湯を思わせる「わび・さび」 https://1200irori.jp/content/learn/detail/case25
- 日本の神性「龍神」
- 無機質な感じと有機的な感じ
全部組み合わさって「日本的な感じ」が醸し出されるわけで、私達も感覚としては感じますよね。
周りの自然を含め神社や寺、庭園、絵画とかに接したとき、身を置いたときになどに。
感じるけど言語化し難い「日本的なもの」の感触。
「暁」はそれを音楽、歌とダンス、映像や照明で表現していると思うのです。
パフォーマンスする演者は、
歌人のようであり
千利休のようであり
祭司のようであり
物静かなのかとおもいきや、激流を内に秘めており…
そういう存在であった、と思います。
なかなか言葉にしづらい
感じるところはあっても、語彙力・文章力が追いつかず、言葉にしづらい。。
でもまあ、またちょこちょこ書いてみます。
Japonism【よいとこ盤】(2CD)
「暁」はやっぱり歌だけでなく、パフォーマンスと舞台演出込みで見ていただきたいです☆
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